Hubie Brownバスケットボール哲学

Vol.4 Hubie Brownのバスケットボール哲学(04/1/21)

アメリカ人を見ていると、陽気で、横暴で、よく喋る。こんな印象を受けたりする。そんな風にアメリカ人を見る日本人の目には、彼らに『哲学』または『精神文化』なんていう高尚なものが存在するのか?という気分になったりするもんだ。しかし、実際には違う。マイケルジョーダンを見てみよう。彼のアスリートとしての才能は誰もが認める。しかし、それ以上に尊敬すべきは、彼のゲーム(人生)に対する真摯で真剣な姿勢。勝利への貪欲さなのだ。彼は、そんなアメリカが生んだ勝者の最高形だ。それ以外にも、日本人の僕達が学ぶべき独自の『哲学』を持ったゲームの勝者が、アメリカには沢山いる。そんな一人を今日は紹介したい。

Hubie Brown:メンフィスグリズリーズを勝利者に変えた70歳の名将


Hubie Brownは、メンフィス・グリズリーズを引っ張るNBAを代表する70歳の名将。コーチとしてのキャリアは、決して花々しいものではない。ニューヨークの小さな高校からはじまり、その後、そのコーチとしてのステージを、大学、ABA、NBAへとステップアップしていく。その30年にも及ぶバスケットボール人生から成功哲学には、30年間実践された重みがある。『意味のない事を一切しない』という一貫した彼の成功哲学は、一見、全て当たり前の事にみえる。しかし、そんな『当たり前の常識』を体系化し、“実行する事”ができるからこそ、人生を勝利者としてやってこれたのだろう。

Bronwキャリアハイライト:

メンフィスグリズリーズコーチ(2002年〜現在)弱小チームであるグリズリーズを勝てるチームに育成中
CBS等のメジャーテレビ局でバスケットボールアナリスト(1988年〜2001年)
ニューヨークニックスを2度のプレーオフへ(1982年〜1987年)
弱小+貧乏チームだったアトランタホークスを3度のプレーオフへ(1976年〜1981年)77年には、年間コーチMVPに選ばれる。
ケンタッキーコロネル(ABA。76年には、NBAと併合)でチーム初の優勝(75年)、セミファイナル(76年)
ミルウォーキーバックスでアシスタントコーチ(1973年〜1974年)
名門DUKE大学でアシスタントコーチ(1969年〜1972年)
ウィリアム&マリー大学でアシスタントコーチ(1968年)
St.Mary高校で、コーチとしてキャリアをスタート(9年間在籍)

バスケットボールゲーム:勝利の為のバイブル--体系化された、常識の実行

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