NBAインサイドニュース @ 12/22

シアトルが脱落、サンズが居残る:

シアトルが18-5、サンズが22-3。驚異的なシュート確率で勝ち続けたシアトルと、サンズとのファンダメンタルの違いが出てきたようだ。何となく2チームを同じように見ていた人は多いだろう。でも、少しづつシアトルは失速してきており、ダンカンの底堅いスパーズに追いつかれている。サンズはいつまで持つか?がNBAではもっぱら話題の中心。そんな風に思わせるのには、現在サンズの原動力の中心となっているナッシュのプレースタイルにある。ダラスのキューバンが「ナッシュは、神風特攻隊のように体を犠牲にしてプレーしている。いつまで持つか分からないよ。」と移籍の際に言っていた事だが、それはナッシュのNBAの中では細身の体から継続して発せられるエネルギー量にいて。フレームワークが弱いプレーヤーが、全力で走り続けるとき、自分の体を防御する余裕がなかったりする。こういう負荷は選手の体に大きなダメージを与えるものだ。

アイバーソンはHOTでもチームは。。。:

2試合連続の50得点以上とアイバーソンがHOT。シュート確率も高く、チームには大きな原動力を提供しているのだが、他のメンバーが不味すぎる。20日のジャズ戦も51得点の活躍も空しく、チームは10-14とプレーオフライン外と低迷。試合後のアイバーソンコメント「得点はどうでもいいこと。俺が得点しても、他の誰かが得点しても」それにしても最近のアイバーソンは熱い。「リズムに乗っている」と言っている通り、最近5試合の平均得点は40点、シュート確率も48%と得点製造マシーンと化している。


カーター帝国のその後:

「カーターとT-MACのマッチアップよりエキサイティングなものはない!あれ、待て、カーターってのはもういないんだっけ。。でもいいや、よく考えてみれば、あのマッチアップも結構つまらないものだったし」と、トロントの新聞は負け惜しみを言っている。カーターのいない現在、トロントに残っているものは何もなく、地元の人々も今後は調整期間だと覚悟しているようだ。モーニングは?という意見もあるだろうが、彼が帝国を築くのには年老いすぎているし、そもそもモーニングはトロントにはこない確率が高い。この記事でヒューストンのアリーナの名前が『トヨタセンター』である事が分かったが、戦略市場の中国人に上手いぐあいにアピールできるという事で、おいしい買い物をしている。何時からトヨタセンターかを調べたのだが、センターができたのが2003年という事はわかったが、計画が開始された2001年に誰の名前であったかは調べる事はできなかった。いずれにしてもヤオ・ミングが入団した頃からトヨタという名前はあったわけで、トヨタが優れているのは商品開発だけではない事がここでも分かる。トヨタって名前の競技場は日本にあったっけ?

本日のニュースによると、トヨタは来年800万台を販売目標とし、70年間アメリカのGM帝国に守られてきた世界一の牙城を崩す予定らしい。日本人としては嬉しい話だ。

オニール→コービー:

トークバトルは、メディアの燃料追加でいまだに続く。月曜日のフットボールの解説にゲスト出演したオニールに対して、レポーターが「コービーのレーカーズとの試合があるわけですが、彼は挑戦してくるのでは?それについて何か?」と聞かれたオニールは、「何もないよ。そんな事には時間を割いて考えたりはしない。俺はそんなタイプの選手じゃないし」でも、少し間をおいて「でもね、もしコルベットアメリカのスポーツカー)が、壁にぶつかったらどうなるか想像してみ?あいつがコルベットで俺が壁だよ。」この一連のコメント中でも、シャキールのポリシーを突き通し"コービー”が名前で呼ばれる事はなかった。

オニールの優しいアドバイス:

最近のオニールは、リーグの賢者的な振る舞いをしているが、先日もマーベリックスの悩めるルーキーに優しく適切なアドバイスを送った。

Dwight Howard(19歳)「オニール叔父さん。俺に全然ボールが回ってこないから、全然オフェンスに参加できないんだぜ!」

叔父さん「そうカリカリするな、若者よ。自分のすべき事をしていれば、いつかお前の時代はくる」

実践は難しいけど、確かな事ではある。