2/26のエアジョーダン13Altitudeのリリースでは事件が一杯おきたよう

ナイキ、レトロをストップ?:

ナイキは、来年、ロークオリティーのエアジョーダンのレトロをストップするのでは?という噂。他の人は、ただリリースのインターバルをもうすこし空けるだけと考察している。たしかに、最近あまり先のリリース情報のリークがないのは気になるところではある。これ以上、レトロの品質の悪さが一般的な認識になる前に、そうしたほうがいいでしょう。すでに、あまりにも多くの人が、レトロ=劣悪品という事に気付いてはいるけれど。

スニーカーヘッド特集@アメリカ:

あるシューズのリリース日に、一人のスニーカーヘッド(コレクター)を特集し、様々な考察を加えた面白い記事。その中でも、心理学者のコレクションに対する考察が面白いので、リストアップ。



○コレクターは、どうして自分がシューズを集めているか分からない。単純に、依存症と考えている。

○研究者1(Dr.Hanson):コレクター(孤立するタイプの)が、人との関わりよりも物との関わりを重視するのは、人に拒絶されるのが怖いからである。

○研究者2(Pf.Belk):アメリカ人の1/3が何らかのコレクターであり、コレクションは健全な趣味である。それが問題になるのは、生活費を削ってコレクションを続けるときだ(←当たり前?)

○研究者3:混乱した人生の中にはないコントロールがコレクションにはあるから。

○研究者4:コレクションは、自分が死んだ後にも「続く」という永遠の追求だ。(喪失の埋め合わせbyフロイド)

○研究者5:強調された所有欲。


っとの事だそうだ。そんな事より、このエッセイが、「面白いけど、長すぎるから半分で疲れちゃった」と言っている多くのアメリカ人コレクター@NT。彼らには何らかの問題があるのだけは確かなようです。

Air Jordan 13 Altitudeストーリー@アメリカ:

先週末に、『限定』といって、一部のアーバンアカウントとFootaction等の限られたチェーン店で2月26日にリリースされたエアジョーダン13 (黒緑)通称Altitudeのリリースに関するストーリー。


○Footaction 34 street@New York:夜中にオープンするという事で11時までには400人の列。従業員が何もしない事で、列はずるぬかしする人や色々な方向へ曲がりくねって大混乱。結局、400足あるはずの『限定』シューズの大半が、従業員にいったと思われるという笑えないオチまでついていた。その夜、ニューヨークでは寒波が到来、雪が降っていたとの事。

○Footaction@オーランド:午前1時30分に到着。誰もいないが、友達とチェスがあったのでOKだった。このお店の在庫は32足。モールの入り口は一つしかないので、安心して時間を待つ。朝の7時30分にモールのドアが開けられた時には、50人が並んでいる。ドアはガードマンによって空けられ、Footactionの店の前まで引率されたが、Footactionについてみると、モールに違法に侵入した奴等が店の前で陣取っているのを発見。素直にモールの外に並んでいたほとんどの人は買えずじまいでおわった。

○Downtown Locker Room(JBの正規ディーラーであるチェーン店)@VA Chesepeke sq:真夜中にモールに到着、ドアに並ぼうとするとガードマンに不法侵入だと脅される。何度もドアの近くに並んでガードマンをからかっていると、警察を呼ぶぞ!と脅される。それに応戦する為に、不法侵入になる一歩前の部分で待ち時々足をその線の内側にいれたりして、ガードマンを挑発しながら、一夜を過ごす。朝方、他のシューヘッドがモールに到来。モールのドアがあくとともに、競争が始まる。無事に先頭でお店に到着、早速シューズを選ぼうとすると、なぜかシューズは定価の168ドルではなく310ドルだと店員が言う。ふざけんなと言い放ち、他の待っている連中に大声で、「こいつらズルしてるぞ」と言うと、びびる店員は260ドルならいいぞと言い寄る。それでも満足しない俺は、冗談はやめにしようぜと言うと、店員は次のような嫌がらせを展開:

店員:「だったら、どのサイズがほしんだ?」

俺:「28.0cm」。

店員:「おー。そのサイズなら俺がすでに自分のお金で買ったけど160ドルでは売れないなぁあ」

俺:「じゃあ、いったいどのサイズならあるんだよ?」

店員:「サイズ8, 10.5, 11」

俺:「じゃあ、まずは一緒にいる弟用に10.5をくれ。クレジットカードでね」

店員:「現金ないのか?」

俺:「何で現金が必要なんだよ」

店員:「。。。」黙って、キャッシュカードをスキャン。定価の168ドルで会計を済ませる。

俺:ストアマネージャーがラックの下に隠している箱を睨みながら隠されているサイズを想像しながら「じゃあ、あとサイズ11をちょうだい」

不満ながらもAltitudeをゲットした俺は、さっさと哀れな残り50人を眺めながら、足早に店を後にした。俺はFinishlineで働いているわけだけど、こいつらを密告したほうがいいのだろうか。


○DTLR@Columbia Mall MD:お店があくまでに数十人が終結。お店の在庫は50足。特に整理券を配るわけでもなく、10時30分に開店。アホな店員は、何を思ったのか「さぁ、シューズをゲットしな」と言い放つ。開店までに列でできあがっていたシューズトークを中心としたほのぼのした雰囲気は一瞬で消え去り、叫び声が響き渡り、シューズがあっちこっちへ飛び回った。

○Footaction@Springfieldモール DC:開店までに150-200人が終結。9時、ストアマネージャーが列を無視しながら、お店に入る。そして一言「この店には在庫はございません。***に在庫があるみたいなので、そちらへどうぞ」急いで***に言ってみると、そこにも在庫はなかった。最低の一日でした。



どうやら今回のリリースは、至上最も熾烈なリリースだったようである。アメリカ国内のいたるところで混乱が起こり、警察が出動していたようだ。日本での平穏な土曜日とは大違いである。また、正規ディーラーでの不正な行為もあちこちで発生しており、長時間ならんだスニーカーファンが他の店で買う事ができない事を知った上で、会計時に店員に「ゆすり」の行為を受ける事件が多く発生していたようだ。